【「ラーメンの聖地、山形市」を創る協議会】
会長 鈴木敏彦(すずきとしひこ)さん
副会長 寒河江洸(さがえこう)さん・高橋雅俊(たかはしまさとし)さん
◆ラーメンの力で観光客でにぎわう山形市に
「ラーメンの聖地、山形市」を創る協議会が発足し、ラーメンを通して山形市を盛り上げていこうと躍進を続けています。今回は協議会の会長、副会長に山形市でラーメン店を始めたきっかけ、協議会としてのこれからの意気込みを話してもらいました。
協議会の会長で「麺辰」店主の鈴木敏彦さん。
「約30年前、ラーメン店でバイトをしていた時に、ラーメン作りの魅力にハマりました。その後、漆山の『寿々喜そば屋』の店主と出会ったことで、麺に対する思い入れがますます強くなり、独自の味を作り上げたいと決心しました。協議会へは、ラーメンで山形市を盛り上げたいという『ケンチャンラーメン山形』店主の熱意に強く共感し、参加を決めました。山形のラーメンをどんどんPRしていくために、ラーメン屋、そば屋、業者、行政が一丸となることは大きな力になります。これからラーメンイベントやグッズ販売を行い、観光客でにぎわう『ラーメンの聖地、山形市』をつくっていきたいと思っています」
協議会の副会長で「らーめんめ組」店主の寒河江洸さん。
「両親が始めた店で、私は2代目です。父の体調不良がきっかけで、勤めていた飲食店と掛け持ちしながら、母を助ける形で働き始めました。協議会の参加は、『麺辰』の鈴木さんから突然店に電話があったことがきっかけでした。店も近く、山形を代表するお店の店主から直接お声掛けいただいたのはうれしかったですし、新鮮でした。意見交換や悩みを他のお店と交流することで共有できれば、山形のラーメン業界だけでなく、それぞれのお店のためにもなるのではないかと思っています。協議会としての使命は『山形=ラーメン』という認知度の向上です。ラーメン食べ歩きなどを観光の目的として来てくださる方がたくさん増えてくれたらうれしいです」
最後は、協議会の副会長で「らー麺山之助」店主の高橋雅俊さん。
「東京の大学を卒業後、地元に戻り就職しましたが、ラーメン屋さんになるという夢を捨てきれず、神奈川と東京へ修行に出ました。修行中、帰省する度に中心街の人通りが少なくなっているのを感じ、独立を決めた時には七日町に明かりをともしたいと心に決めていました。協議会参加のきっかけは、ラーメンを観光資源の一つとして、山形市を盛り上げるという『ケンチャンラーメン山形』店主の熱意にノックアウトされたこと。協議会の発足は、ラーメンに関わる方々の距離を縮め、良いところを認め合い、お互いが発展するきっかけになると思います。ラーメン屋さんは心も体も温め満タンにしてくれる。ラーメン屋さんが輝けば、山形が輝く。Let’s eatラーメン」
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